幸稲荷神社は、江戸初期の寛永年間に府内古社十三社に定められ、 東京でも最も古い神社の一つと考えられています。
当社の創立は時代を更にさかのぼる応永元年(一三九四年)四月、 武蔵国豊島群岸之村(現在の芝大門芝公園十号地)の鎮守として勧請されたと伝えられております。
古くから、この付近は鎌倉街道にあたり、人々の往来も盛んで、郭公の名所としても知られ、 江戸時代にいたって境内には講談寄席、大弓場、水茶屋等が常設され非常なにぎわいをみせていました。
社号ははじめ岸之稲荷と称せられておりましたが、氏子・信者中に幸事が続出したためいつの頃からか、 幸稲荷神社と尊称されるようになりました。
所在地: 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5−27 幸稲荷神社