飯倉熊野神社には主祭神 素戔嗚尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊をはじめ恵比寿さまも祀られています。
港区の七福神の一つでもある、恵比寿さまは、右手に釣竿、左手に鯛を持っています。本来は漁師の神で豊漁や航海安全をもたらす神として信仰されてきました。商業が盛んになってくると、商売繁昌の神としても信仰を集めるようになりました。
残念ながら、由緒沿革については元禄16年に焼失され、創立年代など詳細は不明とされていますが元正天皇御代、養老年間には芝浦海辺の地にあったとされ、文明年間に再建されてから、南北朝時代に現在の地に鎮座したとされています。
熊野神社の社紋である、3本の足のある八咫烏(やたがらす)がJリーグのシンボルマークになっていることから、財)サッカー協会公認の「サッカー御守」があります。
色は白と青の2種類となっており、サポーターやサッカー少年・少女の参拝が増えています。
また、島崎藤村が飯倉に住んでいた時に書いた「飯倉付近」によると、この付近は大変良い散歩道で、藤村の好きな場所の一つだったようです。
言い伝え
厄難消除、病気平癒、商売繁盛、金運、家内安全、交通安全
アクセス
- 住所: 東京都港区麻布台2-2-14
- 交通手段: 最寄りの地下鉄駅
東京メトロ日比谷線「神谷町駅」または都営大江戸線「赤羽橋駅」からいずれも徒歩約7分。周辺には駐車場もありますので、お車でのアクセスも便利です。